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「お腹が痛い」「気持ち悪い」——身体に出るサインは、こころの声かもしれません

「朝になると体調が悪くなるんです」

ある朝、急に「お腹が痛い」と訴え、学校に行けなくなった。でも病院では「異常なし」と言われる。それが何日も、何週間も続いていく——。

このような「身体に現れる不調」から始まる不登校のケースは、実はとても多いのです。

子どもの身体は、言葉の代わりに「こころのSOS」を伝えています

  • 朝だけ吐き気がする

  • 学校が近づくと頭痛がする

  • 日曜の夜になるとお腹が痛くなる

これらは、単なる体調不良ではなく、**「学校に行きたくない」ではなく「行けない」**という、無意識のサインかもしれません。

子ども自身も「なぜそうなるのか」がわからず、「自分は弱い」「おかしいのかも」と悩んでしまうこともあります。

催眠療法の視点から見ると…

催眠療法では、身体症状も「こころが発している大切なメッセージ」として扱います。

  • 感情を無意識に抑えこんでいた

  • 無理に「がんばる自分」を続けていた

  • 居場所のなさや、否定される不安を言えなかった

こうした感覚が長く続くと、**心が「身体を使って訴える」**ようになるのです。言葉では出せなかった苦しさが、頭痛や吐き気として現れることがあります。

催眠療法でできること

催眠療法では、身体に現れている不調の「背景」にあるこころの状態をやさしく探っていきます。

  • 「どこに、どんな違和感があるのか」

  • 「いつから、どんな場面で起きるのか」

  • 「自分の心と身体は、今何を伝えようとしているのか」

これを、無理なく、ゆったりとした誘導の中で進めていきます。お子さまが「自分の感じていることに気づく力」を取り戻していけるようサポートします。

保護者の方に知っておいてほしいこと

  • 「仮病では?」と思ってしまう気持ちも自然なものです

  • でも、身体が出すサインは“うそ”をつけません

  • 「わがまま」ではなく、「ことばにできない苦しさ」を感じていることも多いのです

親としては、どうしても「登校」に気が向いてしまいますが、まずは「今、どんなふうに感じているのか」に目を向けてあげることが、回復への第一歩になります。

🌱子どもの身体がつらいとき、それは“心の助けを求める声”かもしれません。あなたが寄り添う姿勢が、何よりの薬になります。

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