原因がわからない不登校——それでも子どもの心は語っています
- 学びの部屋
- 6月9日
- 読了時間: 2分
子どもの中にある「言葉にならない不安」
催眠療法では、お子さんの表面的な言葉だけでなく、その奥にある気持ちや記憶、感覚に丁寧に寄り添っていきます。
たとえば、次のようなケースがありました:
勉強についていけない不安を「恥ずかしい」と感じていた
教室のざわつきが強すぎて、身体が疲弊していた
友達との関係よりも「帰り道」が怖くて行けなかった
家で起きていることを誰にも話せず、無意識にブレーキがかかっていた
こうした「心の深いところ」にあるものは、子ども自身もまだ気づけていないことが多いのです。
「原因探し」より、「心の安全基地づくり」を
大人はつい、「原因を知って解決しよう」と考えます。でも、原因を突き止めることが、いつも子どもを癒すとは限りません。
それよりも、「ここなら本音が話せるかもしれない」「自分の気持ちをわかってくれる人がいる」そう思える時間や場所のほうが、ずっと大切です。
催眠療法では、そうした**心の“安全基地”**として、お子さんに寄り添います。
親にとっても、理由が見えないことはつらい
「甘えているだけなんじゃないか」「このまま大人になってしまうのでは…」そんな不安や苛立ちも、決しておかしいものではありません。
でも、原因が見えなくても、今できることはたくさんあります。「無理に動かさず、今の気持ちを尊重する」ことは、将来の“しなやかな回復力”を育てる大切な支援です。
催眠療法でできること
無意識レベルにある感情や記憶に、やさしく働きかけます
「自分でも知らなかった心の動き」に、気づけるようになります
言葉にできない思いを、安全に吐き出せる時間を提供します
「原因はわからないけど、ここになら来られる」そんな第一歩が、不登校のお子さんにとって大きな意味を持つこともあります。
🌱いま見えない理由も、子どもの心が「守ろうとしている」大切な感覚かもしれません。
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