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不登校の子どもに必要なのは「解決」ではなく「安心」でした

「どうしたら学校に行ってくれるんでしょうか?」

不登校のお子さんを持つ保護者の方から、よくいただくご相談です。焦る気持ち、心配する気持ち、ときには怒りや無力感…。そのすべては、お子さんを「どうにかしてあげたい」と願う、親としての深い愛情から来ています。

でも、催眠療法の現場で何百人ものお子さんと向き合ってきたなかで、私たちが感じてきたのは、「学校に行けるようにすること」がゴールではないということです。

子どもが「行けない」とき、心の中では何が起きているのか

不登校になる子どもたちは、それぞれに理由があります。でもその理由は、

  • はっきりと言葉にできない

  • 本人も「なぜかわからない」

  • 大人が気づかないところで起きている

そんな形で、心の奥に沈んでいることが多いのです。

催眠療法では、そうした「言葉にならない感情」や「心のメッセージ」にやさしく耳を傾けることができます。子ども自身のペースで、今の自分に何が起きているのかを少しずつ見つけていく手法です。

「このまま一生、学校に行かないのでは?」という不安について

親御さんの不安はとても自然なものです。ですが、これまでの経験上、子どもは「安心できる場所」と「心を整理する時間」があれば、必ず何かしらの変化を見せてくれます。

それは、学校に戻るという形かもしれないし、別の学びの場を見つけることかもしれません。そして何より、「自分はダメじゃない」と思えるようになることこそ、その子にとっての第一歩なのです。

催眠療法だからできること

催眠療法は「心の声を聴く方法」です。意識と無意識のあいだにある、気づかれていない思いや記憶に触れながら、子ども自身が**“自分を理解する時間”**を持てるようにしていきます。

無理に原因を探したり、変えようとしたりはしません。お子さまの言葉にならない「こころの物語」を、そっと受けとめていく支援です。

最後に:親ができる最大のサポートとは?

「何もしてあげられない」と感じるかもしれません。でも、お子さんが「今のままの自分でも、受け入れられている」と感じられることが、何よりの土台になります。

催眠療法の現場でも、親御さんとの連携をとても大切にしています。子どもだけでなく、親御さんの心も少し軽くなるようなサポートを目指しています。

🌱今、不登校のお子さんと向き合っているあなたへ「何も進んでいないようで、見えないところで心は動いています」どうか焦らず、一緒に小さな変化を見つけていきましょう。

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